ブレ対策は万人に必要か?
写真で発生するブレの種類
写真の質を悪化させる「ブレ」とはなにか?そのブレの種類を示したのが下図で、手ブレと、被写体ブレの二つがある。
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ストロボ
(フラッシュ) を使えない暗所での撮影を行う必要があり、どうしてもブレ対策が必要な人に
高感度とは 要はシャッター速度を速くするための機能だ。シャッターを非常に早くすれば何かが動いても、その移動時間はシャッターの速度に比例してどんどん短くなっていく。つまり、ブレの影響もどんどん小さくなる。かといって、シャッター速度をむやみに上げると、写真は露出不足で、どんどん暗くなっていき、やがて真っ暗になってしまい、本末転倒である。 |
手を動かしているところを感度を変えて撮影した様子 感度が2倍になるとシャッターの開閉時間も半分になっているが明るさは変わらない。 |
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ISO100 シャッタースピード 1/13秒 |
ISO200 シャッタースピード 1/25秒 |
ISO400 シャッタースピード 1/50秒 |
ISO800 シャッタースピード 1/100秒 |
手ぶれ補正とは ジャイロセンサーを使って撮影者の手のブレ(振動)をカメラが感じ取り、その振動と逆位相にカメラの光軸をずらして、露光時の手ぶれをうち消す機能だ。これは手ぶれにだけ効果があり、うまくはまると完全にブレが消えることもある。「手ぶれする確率を減らす機能」だ。 また手ぶれ補正は高感度と違い、画像が劣化しない。景色や動かないものを きれいに 撮りたい人向けだ。 (この手ぶれ補正にはCCDシフト型とレンズ駆動タイプがあるが機能的に違いはない) |
高感度の利点は手ぶれ・被写体ブレ両方に効果があること。欠点は感度を上げると絶対に画質が劣化すること。これはプロ用の一眼レフだろうと、どんなカメラでも共通する大原則である。高感度にする事自体は技術的には簡単だが、難しいのは高感度で画質を悪化させないことだ。(もちろん、高感度タイプのカメラでも光のあるところでは低感度で撮影するので画質は悪化しない)
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